成功の9ステップ

書籍紹介

Amazonのレビューで書かれているように、翻訳を担当した7つの習慣(スティーブン・R・コヴィー)、ライフスタイル革命/フィット・フォー・ライフ(ハーヴィー・ダイアモンド)、思考は現実化する(ナポレオン・ヒル)、中村天風(運命を拓く)、アンソニー・ロビンス(アンリミテッドパワー?)、ジェームズ・アレン(原因と結果の法則?)、ピーター・ドラッカー(マネジメント-基本と原則?)の書籍/成功哲学をフレームワーク(9ステップ)にギュッと纏めた内容です。似たような内容が多いという声(オリジナルを読んだほうがいい)と、だとしてもよく纏まっていてよいという声と半々ですが、私も後者の方です。

第一部:成功への道

人間は常に「快楽」を得ようとし、「痛み」を避けようとする
⇒ 何を快楽を連想させ何を痛みに連想するかで成功が近くなる

第二部:4つの基礎

STEP1:心を決める(決断)

①事実を把握する
②望む結果を明確にする
③方法について考える
④長所と短所を検証し、最善の案を選ぶ
⑤リスクを評価する
⑥他人の意見を聞き、案を改善し、代替案を考える
⑦遅延なく実行せよ!

STEP1より抜粋

STEP2:成功者のパターンを学ぶ(学習)

違いをもたらす違いを発見する

STEP3:無限健康を手に入れる(健康)

健康とはエネルギーである!
医師は健康の専門家ではなく、病気の専門家である。

排泄のサイクル:04:00〜12:00
摂取のサイクル:12:00〜20:00
吸収のサイクル:20:00〜04:00

野菜:胃袋の収縮と拡張の運動によって粉砕される
穀物などの炭水化物:アルカリ性の消化液によって消化される
肉や魚などのタンパク質:胃袋で強い酸性の胃液によって消化される

ご飯と肉を同時に食べると、酸とアルカリ性の双方の消化液により中性になる
⇒ 肉は胃で胃酸により消化され、ご飯は十二指腸及び小腸でアルカリ性の膵液により消化される
※ 肉も胃酸で消化された後小腸でアルカリ性の膵液を浴びるし、ご飯も胃酸を浴びた後にアルカリ性の膵液を浴びて消化されるから、厳密には同じ場所で中性になってしまう訳ではないが、同時に食べると消化に時間が掛かり多大なエネルギーを浪費してしまうことは理解できる気もする

排泄のサイクルが適切に機能しないと、体内の酸性の老廃物/毒素は分解できずに脂肪として蓄えてしまう(酸性のまま血液やリンパ液の中に循環するのを防ぐため)

食事の組み合わせについては、『ライフスタイル革命』がお勧めとのこと
※ 現在絶版となっているが、原著『Fit for Life』の日本語訳は、『フィット・フォー・ライフ』として同内容で別出版社から出版されている

最も大切な電化製品はジューサーである
⇒ 果物や野菜から生命を与えてくれるジュースを抽出してくれる

無限健康の鍵
・有酸素運動と筋トレをする
水分含有量の多い食べ物(果物と野菜)を全体の食事の70%にする
・毒物を避けて生きる(膵臓や肝臓に負担をかけるジャンクフードや加工食品、薬や肉類をなるべく減らす)
・消化は最もエネルギーを必要とする(スポーツクラブで運動したり仕事したりするよりも)
⇒ 消化の負担を極力減らして、排泄のプロセスに負担をかけない
⇒ 午前中は消化にエネルギーを消費しない果物を食べて、昼食と夕食は野菜ともう一つの食べ物(穀物などの炭水化物か、肉や魚などのタンパク質のどちらか)を食べる

STEP3より抜粋

STEP4:自分の感情をコントロールする(感情)

エモーションはモーションから来る
感情(Emotion)を変えるために、動き(Motion)を変える!

言葉は感情の増幅器である
⇒ 望んでいる感情を引き起こす言葉を使うようにする

歴史の中で大勢の人々の行動を引き起こした強烈な言葉は名刺と同士で成り立っている(形容詞はひとつもない)

「初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。全てのものはこの言葉によってできた。できたもののうち、この言葉によらないものは一つもなかった(聖書)」
⇒ 日本では『言霊』と表現

プラスの言葉、マイナスの言葉
⇒ 肯定的な言葉を使う道を選ぶ

成功させる魔法の言葉、それはインカンテーション(何度も繰り返し自分自身に言い聞かせる言葉)
アファメーションのこと


「私は健康である。私はパワーである。エネルギーとバイタリティーが一瞬一瞬において私の体の全細胞から爆発している!」

感情を変える
・体の使い方(触覚:Kinestic)を変える
・使っている言葉(聴覚:Auditory)を変える
・焦点(視覚:Visual)を変えるために新しい質問をする

STEP4より抜粋

第三部:成功のサイクル

STEP5:望む結果を明確にする(目的)

人生はあなたの要求に答える
求めよ、さらば与えられん(新約聖書)
自分は何が欲しいのかを明確にする ⇒ 望む結果を明らかにする
⇒ 脳は「鮮明に想像したこと」と「実際に経験したこと」を区別することができない
⇒ 自分は何が欲しいのかを明確にすれば、無意識が自動操縦でそれを実現し始める

STEP6:時間を管理する(計画)

あなたの時間は、あなたが思っているよりも貴重である
優先事項よりも後先事項
⇒ どの仕事に取り組まないかを決める

STEP7:思い切った行動を取る(行動)

ビザ・カードの創立者ディー・ホックは、たったの三週間で、三千もの銀行にその新しいシステムへの加入を呼びかけた
レーザー光線は電球と比べて凄まじい破壊力を持っているが、ほとんどの人は電球のように生きている
⇒ エネルギーを集中させることで、どんな障壁も切り抜けることができる
より多くを得るために、より多くを与える ⇒ ガルシアへの手紙

STEP8:アプローチを改善させる(改善)

エジソンは電球の開発に何度も失敗した
⇒ 都度改善することで、電球を作り上げた

業績を測れば、業績は改善される(トーマス・モンソン/宗教家)
改善は永遠なり(松下幸之助)
トヨタには、プロセスを改善する改善かという部署が工場の中央にある

第四部:リーダーシップのテコ効果

STEP9:ほかの人を自分の夢に参加させる(リーダーシップ)

正確さのモデル
①抜けている比較(何々過ぎる):例)高過ぎる ⇒ 何と比較して高いのか ⇒ サービスの低いものと比べたら高いが、高品質のサービスの中では安価です
②抜けている物(中身のない名詞):例)宗教が嫌いだ ⇒ どの宗教のどのような行動について ⇒ 信じていることが違うという理由で殺し合っているインドのヒンズー教徒とイスラム教徒
③抜けいている動作(中身のない動詞):例)コミュニケーションが上手くいっていないので、製造工程がトラブっている ⇒ コミュニケーションが取れていないとは具体的にどういうこと、製造に関しては具体的にどのような問題を抱えているのか ⇒ マーケティング部の人間は製造部に対して需要予測のデータを伝えていない、結果過去六ヶ月の間に在庫不足の件数が20%増加している
④抜けている結果(べき、べからず、しなければならない、してはならない、できない):例)仕事は辞められない ⇒ 辞めたらどうなる? ⇒ 新しい仕事を探さなければならない ⇒ 本当にしたい仕事を見つけるチャンス
⑤抜けている例外(全て、いつも、皆):例)「私はいつも失敗するよ」 ⇒ いつも?/「政治家は皆、腐敗しきっている」 ⇒ 政治家は皆?/「皆そう言っていますよ」 ⇒ 皆?
⑥抜けている選択肢(これか、あれか):例)A社から買わなければ、B社からかうことになる ⇒ 自社で製造してみたら、どうなるのだろうか?
⑦抜けている発見(わかりません):例)何をすればよいのか分からない ⇒ もし分かっていたら、何をすべきだと思いますか ⇒ 相手のところに行って謝るべきでしょうね
⑧抜けている情報(途中で切れた話):例)「そして…」「例えば…」「しかし…」「つまり…」「というと…」で続きを聞き出す

STEP9より抜粋

第五部:実行に移す

ステップ1;決断 ⇒ 目標を実現することを固く決意する
ステップ2:学習 ⇒ 先に歩んでいる人または組織をモデリングする(思いや信念、行動パターンや焦点を何に集中させているか)
ステップ3:健康 ⇒ 飲み物は水とフレッシュジュースにする/水分含有量の高いものを食事の70%にする/食べ物の組み合わせを守る/加工食品を食べない/有酸素運動をする
ステップ4:感情 ⇒ プラスの言葉を使う、毎日アファメーションして潜在意識を更改する習慣を付ける
ステップ5:目的 ⇒ 毎日目標を読み返す(アファメーション)
ステップ6:計画 ⇒ 優先事項よりも後先事項(どの仕事に取り組まないかを決める)
ステップ7:行動 ⇒ エネルギーを集中させ、思い切った行動をする
ステップ8:改善 ⇒ フィードバックを得て改善する(効果的な行動パターン、上手くいっていない行動パターン)
ステップ9:リーダーシップ ⇒ 予期せぬプレゼントを予期せぬ方法で他の人に与える。「正確さのモデル」と「感情移入」のスキルをマスターする

第5部より抜粋

※ ちょっと一歩踏み出そうという気にさせてくれる動画です。

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