無限健康法

「健康」というとただ病気してない状態と捉えられる場合もあるし、「超健康」もなんかイマイチだし、ジェームズ・スキナー氏の「無限健康」というフレーズはいい表現だなと思っています。

実体験を通して感じた無限健康に必要なものを、重要度順に並び替えて紹介していきます。

アファメーション/観念要素の更改

健全な精神が健全な肉体を作る

「健全な肉体に健全な精神宿る」ではなく、「健全な精神が健全な肉体を作る」(by 中村天風)

本来の意味は「健やかな身体に健やかな魂が願われるべきである」のようですがそれはさておき、肉体と精神のどちらを先に鍛えるべきかという問いに対し、肉体かなと思う人が多いと思います。健康で丈夫であれば悲観的になることも少なく、自然とポジティブシンキングになりますし。

私自身、体を鍛えようと思ってキックボクシングを経て総合格闘技を習い始めた頃、体つきは屈強になり、格闘家らしく坊主にしてたのもあって通りを歩けばモーセの海割りのように勝手に道が開け、心身ともに健康で、細かいことは全然気にならない性格に変わってました。

が、体調を崩すと体はしぼみ、昨日は頭痛で今日は熱がありそうだ、こんな体調で今週の仕事は終わるだろうか…と細かいことに悩みながら日々を過ごす性格に戻ってしまいました。

肉体が屈強である時は精神も比例して強かったりしますが、その場合、体が弱くなると精神も比例して弱くなってしまいます。肉体と関係なく精神を鍛えておけば、肉体が健康であろうとなかろうと、強い心を持ち続けることができます。

アファメーション/観念要素の更改

松下幸之助は、「自分は運がいい」と常々思っていたそうです。船に乗っていた時、船員が足を滑らして幸之助を巻き込んで転落して溺れたが、無我夢中で泳ぎ、はるか向こうの小蒸気船に助け上げられた。「不運に巻き込まれた/ついてない」と思いそうなところですが、「多少とも泳ぎの心得があったから、溺れずにすんだ」と運の強さを喜んだそうです。

物事の捉え方なので、元々「運がいい」と思っている人はそのままでいいのですが、「自分はついてない」と思いがちな人は、潜在意識を書き換えればいいんです。

ただ「自分はついてない」と思っていることには理由があるので、顕在意識が優位な状態で「運がいい」と言い聞かせてもなかなかそうは思えなかったりしますが、これを潜在意識が優位な寝る前に行うと、すんなり潜在意識を書き換えていくことができます。例えばコップに溜まっている「どす黒い潜在意識」も、毎日アファメーション(肯定的な自己宣言)を続けていくことで毎日1滴ずつきれいな水を垂らしていくことになり、1週間/1ヶ月経つと潜在意識が書き換わり、イメージした自分に近づいているはずです。

本来はなりたい自分をイメージして宣言するのでしょうが(それもしてますが)、私はToDoリスト的なものもアファメーションで対応してしまっています。

  • 私の部屋は綺麗です
  • 私のPCデータは整理されています

「部屋を片付けて掃除する」「PCデータを整理する(デスクトップ&マイドキュメント/外付けHDD/ブックマーク/Gmail/Googleフォト/Googleドライブ/Evernote等)」をToDoリストで管理してもいいんですけど、毎日やらなきゃいけないリストを読み上げるのって楽しくないんですよね、ノルマが今日もまだ残ってるみたいな感じで。

アファメーションの場合だと綺麗な部屋をイメージするだけなので嫌な気持ちどころかいい気分ですし、3日後くらいには少し片付け始めるかと体が動き始め、2週間くらいしたら部屋は片付いて綺麗になりました。またその状態でないと落ち着かなくなるので、少しでも汚れたらすぐさま掃除するようになりました(PCデータの整理はもう少し時間掛かりましたが、それも片付きました)

アファメーションを続けると、ちょっとやそっとじゃブレない信念になります。


ちょっと話それますが、シングルマザーの家庭で育った人が、苦労したから自分は子供に苦労かけたくないって強く思ってたのになぜか自分もシングルマザーになってしまっている人が多いのも、思考/引き寄せの法則で説明できると思うんですよね(もちろん人によるので、シングルマザーとして立派に愛情注いで子育てされた方も多いと思いますが、一般的にはその傾向が高い)

自分は「シングルマザーにはならない」って思うことにはあまり意味はなく、自分は愛されていて必要とされていると思うことが大切です。シングルマザーの家庭でも変わらずそう思えた人はそれでいいと思いますし、片親だったせいもあって愛情不足と感じた人は、アファメーションで自己肯定感を高めていく必要があります。

親だけでなく親戚や学校や会社という単位まで広げて、自分は愛されていて必要とされていると思えれば、その通りにパートナーにも愛されて、「シングルマザーにはならない!」と思っているいないに関わらず、良い家庭を築くことになると思います。

食養/ナチュラル・ハイジーン

2番目は食生活です。効果が出るのも早いですが、一瞬調子良くなって、また元に戻ってしまうこともあるので、1番目の思考を変えることから取り組むのをお勧めします。

まず、酵素というものについて正しい理解が必要です。体内酵素(代謝酵素/消化酵素)食物酵素という3つの酵素があります。

体内酵素は日々生成され、若い時は充分な量の体内酵素が生成され、いわゆる「代謝がいい」と言われる状態です。年齢と共に生成される体内酵素が落ちてきたり、元々生成される体内酵素が少ない場合、体内酵素の使い方をコントロールする必要がでてきます。

消化に多くのエネルギーを消費してしまう場合、体内酵素の中で消化酵素として利用される割合が高くなり、代謝酵素の割合が少なくなり(代謝が悪くなり)、エネルギーが足りない/元気がない/疲れているといった状態になります。

生の食物はそれ自体に食物酵素を持っているので、消化にエネルギー(体内の消化酵素)を必要としません。果物や生の野菜と多く食べることは、消化酵素の消費を減らし、体内酵素の多くを代謝に回すことができます。

私が33歳の時に人参リンゴジュースで劇的に元気になったのも、消化に掛かるエネルギーを節約して、体内酵素の多くを代謝に回せたからだと思います。この時は人参が凄いのかなと思いましたが、どちらかというと消化酵素の節約が重要だったんだと思います(朝は消化に負担が掛かるものを一切食べないのが正解。なので果物or人参リンゴジュースのどっちでもよいと思う)

この後また体調を崩して、再度人参リンゴジュースを実施しても対して効果が無かったのは、加齢により日々生成される体内酵素が落ちたからかなと思っています。47歳になり体内酵素が少なくなった現在、朝に果物食べただけでは大した変化は無かったけど、昼もマクロビ弁当で消化酵素を節約したら、だいぶ調子良くなりました。

ローフードを中心とした食生活を進めるナチュラル・ハイジーンを中心に、ただローフードだけでは食事が成り立たないので、温野菜も含めた玄米菜食(マクロビオティック)の献立にするといいと思います。

  • 朝:果物(難しくないので実行しましょう!)
  • 昼:マクロビ弁当(できればトライして欲しい)
  • 夜:玄米菜食 or 好きなもの(無理せずできる範囲で)

その他

上記2つがほぼ全てですが、残りの細々とした健康法についても記載していきます。

坐禅/瞑想

天風会の安定打坐法というアプリで毎朝5分程度瞑想し、夜に滝の音が流れるYoutube動画で10分程度瞑想してます。瞑想を続けて空の状態になると「自己と世界/宇宙は繋がっている」と感じられ、本然の力が湧き上がるようです

チベット仏教のダライ・ラマ14世が、自己否定感に悩むアメリカ人から、どうしたら良いかアドバイスを求められた時、通訳を通しても「自己否定」という言葉がどうしても理解できなかったというエピソードを伺ったことがあります。幼い頃から長時間の瞑想修行を積んだダライ・ラマにとって、自己と世界は限りなく一体化しており、その一体化して存在している世界を否定するという発想が、言語的に理解できないということだったようです。

下記President Onlineより抜粋

いつか時間が取れたら、10日間のヴィパッサナー瞑想コースに申し込んでみたいです。

天風式クンバハカ/マハバンダ

天風式クンバハカは天風会の奥義であり密法だと思いますが、天風会の中でもちゃんとできている人は少ないんじゃないかなーと思います(そもそもヨガを長年続けた上級者でもってやっとできるようなものなので)。なのでこれはクンダリーニ・ヨーガの教室にでも通って、初級者⇒中級者⇒上級者の階段を一つづつ登ってマハバンダを習得するのが一番の近道だと思います。

興味はありつつも本格的なヨーガを習うのに時間を割けるほどではないので、そしてスポーツジムのヨガクラスとかでも「お尻締めて」や「お腹を引き締めて」と「バンダ」を意識させるフレーズを聞くことがあるので、そのタイミングで「お尻を締めて」「お腹を引き締めて」「顎を引いて(鎖骨に近づけて)」といった感じで勝手にマハバンダをしてます(ダウンドックやプランクの時とか)

運動

もちろん運動はした方がいいですが、アファメーションや食養ほどではないです。筋トレと有酸素運動のどちらかがいいかについては、自分好きな方でいいのでは?と思います。

自分は筋肉が付きにくいタイプだったので、筋トレしてもあまり変化しないので楽しくなかったです。水泳も苦手で、頑張ってバタフライまで習得しましたが、やっぱり普通の体動かす有酸素運動が自分には合っているようでした。

なかでもバスケは凄く良かったと思います。全力ダッシュなんて子供でも無い限り無理ですけど、バスケは体力持たないとわかっていても、気付くと限界ギリギリまで走ってたりします(ここまで追い込めるスポーツはなかなか無い)

水垢離(水シャワー)

象気功というサイトに水垢離の良さが記載されているのですが、簡単に言うと「寒いー、死ぬー」といった体験を体に与えると体が丈夫になります。ドラム缶に水を張っておき、朝にバケツで水浴びするのが一番なんでしょうが、普通の人には時間も場所もなかったりします。

普通に水シャワーを浴びるだけでも「寒いー、死ぬー」という感覚は充分味わえるので、それで充分だと思います(12月で充分死にそうになれるので、1月は耐えられるか心配です)。お風呂入った後に水シャワー浴びても気持ちいいだけなので、お風呂や温かいシャワーを浴びる前に、水シャワーを浴びましょう。ジムに行った時は、お風呂やサウナの前に水風呂なんかもいいですね!

もっと冷たい水を浴びたくなったら、「夕日の滝」がお勧めです。1月に申し込んだら雪で道が凍って中止になり、11月にチャレンジしましたが充分冷たかったです。極寒の1月or2月で、もう一度トライしてみたい!

素足

「裸足になって直接大地に触れる」というカリフォルニア発祥のシンプルな健康法を「アーシング」というそうです。呼び方はともかく、靴を履く生活が一般的になってしまいましたが、なるべく素足でいることは健康にいいようです。

リモートワークも普及したのもあり、普段はクロックスにしました(足が蒸れずに過ごせていい)。サンダルだと夏しか履けないけど、クロックスなら10月くらいまでは履ける(ただそれ以降はさすがに寒い)。ジョギングなんかもできて、クロックスの汎用性は意外と高い。

冬は室内で靴下履くようになっちゃうんだけど、寝る前は深部体温を下げるために素足になるようにしています。気持ち寝付きがいいような気がします。

話し変わって、洞窟探検してる人は真っ暗で光が入らないから30時間ぐらい眠ってしまうとかをTVで観て、寝る前にカーテンを全部閉めず、少しだけ開けて朝日が入るようにしました。目覚まし鳴る前に朝日で自然に目が覚めるようになり、気持ちよく目覚めることができるようになりました!

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