マクロビオティック(玄米菜食)

マクロビオティックとは

玄米菜食だけでなく、思想も含めたもっと広いもののようですが、健康を求めてマクロビオティックに辿り着いた人は、マクロビ≒玄米菜食という理解でよいと思います。

マクロビオティック (macrobiotics)は、従来の食養に、桜沢如一による陰陽論を交えた食事法ないし思想である。長寿法を意味する。玄米、全粒粉を主食とし、主に豆類、野菜、海草類、塩から組み立てられた食事である。身土不二、陰陽調和、一物全体といった独自の哲学を持つ。運動創始者の桜沢如一は、石塚左玄の玄米を主食とした食事法のための食養会に所属し会長も務めた後、思想を発展させ、また民間運動として世界に普及させた。

(Wikipediaより抜粋)

無双原理・易

桜沢如一の書籍に、「マクロビオティックとはこれです」といった纏まった説明されているものがないようですが、マクロビ=玄米菜食と理解されてしまっているだけで、桜沢如一は玄米菜食がマクロビとは言っていないので、(玄米菜食についてはほとんど言及されてないものの)この書籍で述べられていることこそが、マクロビオティックなのかもしれません(あと、たくさん本を出版してるから、ちょっとずつ散らばっているのかも)

病弱であった桜沢は18歳の時、結核に侵される。石塚左玄の食物養生法に出会い、健康を取り戻し、その食養を深化させた。

  1. 色は命なり
  2. 身土不二
  3. 一物全体食
  4. 陰陽調和
  5. 穀物を主食とする

物事の見方は二通り
大観的思考(東洋思想):平和を好む民族性(道徳・倫理社会/精神世界)
分析思考(西洋思想):全体が見えにくくなり、対立的な考え方が強くなり、異質なものを排除する(科学文明社会/物質世界)

陰陽説(万物は陰陽より成る)
陰:白青藍紫/冷寒/暗/軽/長/細/遠心力/K(カリウム)
陽:黄橙赤/温暖暑熱/明快/乾燥/重/短/太/求心力/Na(ナトリウム)

(無双原理・易より抜粋)

日本CI協会

桜沢如一によって創設されたマクロビオティックの普及団体

マクロビオティッククッキングスクール リマ

奥様の里真さんがマクロビオティックのクッキングスクールを開校し、その里真さんは100歳の長寿を全うしています。当時このスクールの存在を知らなかったのですが、土曜日コースもあるみたいです。

  • 陰陽調和:暑い季節には陰性の食べ物、寒い季節には陽性の食べ物を食べる
  • 一物全体:一つのものを丸ごと食べる(野菜なら皮、根、種も含め丸ごと、米なら玄米)
  • 身土不二:身体(身)と環境(土)は切り離せない(不二)。その土地、その季節にあった食べ物をとる

岡田恭子のハッピーマクロビオティック教室

私は上記のクッキングスクールを知らなかったのもあり、こちらの教室に参加しました。平日なので、途中で参加できなくなりましたが、多くの受講者さんが何かしらの事情を抱えており(私は大腸がんのステージIIIbで抗がん剤は中止して玄米菜食に切り替え)、とても有意義な時間でした。

玄米は硬くて食べづらかったりするのかなと思ってましたが、最近は玄米に対応してる炊飯器も色々あり、対応した炊飯器であれば確かに美味しく炊けました(教室では圧力鍋で炊いてました)

料理を作るだけでなく、下記書籍の食養講座を読んでその内容についてみんなで会話したりすることで、徐々に陰陽調和/一物全体/身土不二といったようなことが自然と入ってきます。ここで学んだ「けんちん汁」と「玄米五目ご飯」は今でも定期的に作っています(今も干し椎茸や昆布を水で戻してますが、この教室に通わなかったら一生しなかったと思います)

※ 徐々に肉も食べるようになりましたが(個人的には極端すぎるのも良くないと思っているので)、このマクロビ(玄米菜食)を意識しながら食生活を続けていたのもあり、4年ほど経ちますが、再発せず過ごせています(ちなみに、最初の3週間は完全に肉断ちし、けんちん汁しか食べませんでした)

梅醤番茶がよいと聞き、教室に行った際はよく購入していました(自然食品店でも売ってます)

岡田恭子のハッピーマクロビオティック教室 12日間集中講座

書籍紹介/感想

「病気の前後で食生活が変わらなければ、それは病気を治したとはいえない(by ヒポクラテス)」等、食養講座には為になる話しが記載されています。玄米菜食を始めると色々な症状が出てくるので、これは好転反応なんだとわかると安心できます。

また体験談も、玄米菜食によってどういった病気が改善したかわかり、心の支えになり、玄米菜食を続けていこうという気持ちが続きます。

私は途中までしか通えなかったのでマクロビは厳格で厳しいイメージでしたが、1年目が毒出しの期間ということみたいでした。2年目からは、酵素を摂取する為に生の野菜を加えたり、動物性たんぱく質も少量加えていくとのことです(食養講座:2年目からのマクロビオティックより)

著者略歴

  • CI協会では正食理論とマクロビオティックの料理を学ぶ
  • 1985年、「マクロビオティック自然食料理教室」を始める
  • 第一講座:黒豆入り玄米雑穀御飯/ごま塩/けんちん汁
  • 第二講座:黒豆、小豆、はと麦入りの玄米雑穀ご飯/しじみの味噌汁/かぼちゃのコロッケ/ひじきレンコン
  • 第三講座:玄米五目ご飯/山芋清汁/小豆かぼちゃ
  • 第四講座:玄米がゆのあんかけ/野草の天ぷら/ごま豆腐/薬草茶
  • 第五講座:玄米クリーム(おも湯)/五目豆/青菜のごまよごし/さつま芋とりんごのクレープ
  • 第六講座:雑穀パン/レンコンハンバーグと納豆サラダ/かぼちゃのポタージュスープ/りんごのシャーベットとタンポポ珈琲
  • 第七講座:桜沢式小豆がゆ/きんぴらごぼう/大豆たんぱくの唐揚げ/梅醤番茶
  • 第八講座:玄米炒飯/ロールキャベツ/はちみつ豆乳鐶豆乳羹
  • 第九講座:雑穀玄米おにぎり/野菜の煮しめ/グルテンミートの串カツ/しぐれ味噌
  • 第十講座:ちらし寿司/清汁/レンコン湯とレンコンボール/白玉団子のクルミ和え
  • 第十一講座:天然酵母パンのサンドイッチ/白インゲン豆のシチュー/シンプルクッキー
  • 第十二講座:玄米おにぎり/大豆ハンバーグ/りんごとクルミの味噌マヨネーズサラダ/ホワイトシチュー

食養講座

  1. 陰陽について
  2. 半断食/三白の害/呼吸/歯の話
  3. マクロビオティックを始めるとよくなること/好転反応例
  4. 身近な野草できれいになろう!/病とは何か
  5. 気・血・動について/梅干し/味噌
  6. ポストハーベスト問題/子育てとマクロビオティック
  7. 自然療法/しょうが湿布/里芋パスター/びわ葉湿布/こんにゃく温罨法/豆腐パスター/足浴/馬油
  8. 食で運命を変える/天与の分限/水野南北の言葉
  9. プチ断食/家庭排水からの汚染/何を使えばいいの?
  10. 風邪、発熱時の手当て自然療法
  11. 我が身我が子のみならず/飼料配給率の話/アイガモ農法/コンポスト/まずは自分だけ幸せになりなさい!
  12. 2年目からのマクロビオティック

ハッピーマクロビオティック体験談(その1〜その11/そして卒業)

(目次より抜粋)

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